【実はわかりやすい！？】各地の神話の簡単なまとめ！【１２選】

みなさんは、各地の神話について

と悩んでいませんか？

実は、各地の神話で大きく有名なものは大体一つにまとまっています。
なぜなら、神話はそれぞれの文化や文明と密接につながっているため、同じ文化圏であれば名前や内容が場所によって少々異なっていても、大筋は共通しているからです。
私は趣味で各地の神話について調べているため、それぞれについての知識を持っています。
この記事では、各地の主な１２つの神話の概要を元に、簡単にそれぞれまとめました。

ヨーロッパの神話

ギリシア神話(ギリシャ神話)

古代ギリシアに存在した多神教です。
哲学や思想、芸術など幅広い分野において、多大な影響を残しました。
現代でもゲームや漫画といったサブカルチャーの題材にされたりなど、その知名度は非常に高いです。

北欧神話(スカンディナビア神話)

名前の通り北欧(北ヨーロッパ)、特にスカンディナビア地域を中心に信仰された多神教です。
ギリシア神話と比べると少々知名度で劣りますが、それでも十分に有名な神話です。
その中でも、大神オーディンの持つ武器・グングニルや、雷神トールのミョルニルなどが特に有名です。

ケルト神話

当時ヨーロッパのほとんどに広がっていたケルト民族の神話です。
他のヨーロッパの神話と同様多神教ですが、他と特に異なるのは、神々のほとんどが各地や各部族の祀る守護神であったとされることです。
もちろん特に強大な神は共通していますが、そのような神はごく一部となっています。

スラヴ神話

主に現在のロシア連邦の西側に在住していたスラブ民族の神話です。
スラブ民族は文字を持たなかったため正確な資料などは残っておらず、ほとんどは口承であったとされています。
近年の研究で、スラブ民族の中でも地方により様々なバリエーションがあったと考えられています。

アジアの神話

日本神話(神道)

この記事を読んでいるであろうみなさんの国、日本の神話です。
日本神話の伝承のほとんどは古事記、日本書紀、そして風土記の記述から来ています。
現代でも特に神話と国のつながりが非常に強いです。

中国神話

中国の民族、特に漢民族に伝わる神話です。
ほとんどの情報が断片的にしか残っておらず、これは戦火の多かった中国の歴史に由来していると考えられています。
意外かもしれませんが、基本的に仏教は中国神話に含まれません。

インド神話

インド神話はその名の通りインド地域の神話(バラモン教、ヒンドゥー教、仏教など)を総合した呼び名です。
バラモン教(ヴェーダ神話)とヒンドゥー教(プラーナ神話)では同じ系列でありながら相違点があり、バラモン教とヒンドゥー教の繋がりを作っているのがブラーフマナ・ウパニシャッド神話と言われています。

イラン神話(ペルシア神話)

イラン神話は名前通りイラン地域に伝わる神話です。
神話はほとんどが古代アーリアの神話とゾロアスター教で構成されており、本来多神教です。
イスラム教が広まってからは、ある程度神話が受け継がれつつも、一神教であるイスラム教の教義に反しないように改変されています。

シュメール神話

現代でメソポタミア(ユーフラテス川とティグリス川に挟まれた地域)と呼ばれる土地に存在した神話です。
文字ができるまでは口承で、文字が作られ広まってからは文学として神話ができていったとされています。
シュメール神話はのちのウルク、アッカド、バビロニア、アッシリアなどメソポタミアの神話に大きな影響を与えました。

アブラハムの宗教(啓示宗教)

アブラハムの宗教は、主に預言者アブラハムの神を受け継ぐと称するユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三宗教の総合した呼び名です。
アブラハムの宗教は神の言葉を纏めたものであるとされる聖典(タルムード、聖書、コーランなど)を重要視しています。

アメリカの神話

アステカ神話

主に中央アメリカ、つまりメキシコのアステカ時代に伝えられた神話です。
アステカ神話には129柱もの神々が存在するとされており、その神々は14の群に分類されています。
また立地の関係上、マヤ神話とは繋がりがあるとされています。

インカ神話

インカ神話はアンデス山脈のインカ族(ケチュア族)に伝わる神話のことを指す場合が多いですが、アンデス山脈の諸民族の神話の呼び名として用いられることもあります。
インカ神話はほとんどが口承であり、キリスト教化した際に一部は文章化されましたが、キリスト教の影響が強かったため、その際に神話のほとんどは失われました。

各地の神話について(まとめ)

各地の神話で大きなものは、同じ文化圏であれば名前や内容が場所によって少々異なっていても、大筋は共通しています。
各地に存在する主な神話は、

の１２つでした。
大きなものだけでもこれだけの数があり、本当に概要でも簡単な部分しか触れていないため、ぜひこの記事を元にもっと深く神話についての知識をあつめてください。